第1回えん道グループ調査士 支店合同研修会を行いました

2019年10月11日、えん道グループ各支店から調査士が集い、合同研修会を行いました。
その内容をご紹介します。

***式次第***

1.遠藤代表のご挨拶
2.研修にあたっての挨拶、流れの説明(野村)
3.トリンブルS7の使用について(ワンマン)
(1)実際に操作してみよう
(2)観測説明(平山)(大瀧)(榎本)
(3)逆打ち説明(野村)
4.観測データの取込実習
5.XML署名による図面オンラインの説明(菅原)
6.GNSS測量、ドローン測量について(平山)
7.今まで業務において発生した問題点や、その対処方法の経験談の発表 (一人ずつ)
8.実務上で聞きたいことの質問、意見の発表(一人ずつ)
※研修会終了後、懇親会を行いました。

 

***担当者のコメント***

今回、講師を務めた4名に以下の質問に答えていただきました。

Q1.自分が担当した内容について
Q2.受講者の反応、自分が感じた手応えなど
Q3.今後について
Q4.自由コメント

 

1.野村

A1.全体の司会進行、トリンブルS7使用によるワンマン測設

A2.みんな意欲的に参加していた

A3.今後も全体に周知したいことなどがあれば研修を実施していきたい

A4.研修も有意義ではあったが懇親会でもコミュニケーションの場として良かったと思う。

 

2.平山

A1.最新の測量技術についての概要を説明させていただきました。

A2.以前私が受けた土地家屋調査士会の講習の内容の説明だったのですが、皆さん普段忙しく新しい技術の講習等を受けることが中々難しいので、このような機会に最新の技術について話し合えることができて良かったと思います。

A3.同じ測量班ですが一堂に会して意見の交換や自分の経験を話し合えることは通常業務の中ではありませんので、定期的にこのような機会を設けていけたら業務の効率アップや技術の向上にもなると思いました。

 

3.大瀧

A1.私が担当した部分はトリンブルS7というトータルステーション(以下TS)の説明をしました。
従来どおり使っているトプコンのTSと違い機械の操作方法が若干異なる為、機械の各部分について違いを説明しました。

A2.ワンマン測量ができるという機能を持っている為、どのような形で測量をするのか皆興味はあり、実際にワンマンモードで測量、逆打ちをしたところ、S7の何が出来て、何が出来ないのかなど様々な疑問が生まれ各々現場でどのように使うかの体験が出来たのはとても有意義な研修内容でした。

A3.前述のとおり全てをカバーできるほど万能ではない為要所で使えば有能なTSだと思います。ただ逆打ち、追測など普段は2人で行う作業を一人で行ける為、空いた人が他の業務や測量に対応出来る、そういった業務効率の改善という見方もでき、今後も役立てていきたいと思います。
まだ現場で使っていない人もいるので全員が使用できるようになれば更に業務改善が見込めると思います。

 

4.菅原

A1. 登記・供託オンライン申請システムにより登記申請をするにあたり、これまで申請書のみをオンライン 送信していました。
XML 署名ツールを使用し署名した建物図面や測量図を申請書に添付し、申請書と同時にオンライ ン送信することで、紙ベースでの図面提出が不要になります。

A2.参加メンバーは受講内容を動画やメモに取るなど、業務に取り入れようと熱心でした。
実際に XSM 署名ツールを使用して、補正対応時も、申請書のみならず図面の訂正が法務局へ足 を運ばずにオンライン上で処理することができ時間の無駄を省く業務改善に繋がっています。

A3.今年は元号改正に伴い、物事を整理しておきたいという個々の意識が高まった為なのか、未登記建物の表題登記依頼が例年に比べかなり増えています。
相続がらみで 30~50 年前ほどの建築物が多く、申請人も役所の担当者も当時を知らないため、 調査を進め事実を明らかにし申請にたどり着くまでが非常に困難な案件です。 今後もこのような案件に苦手意識を持たず積極的に取組んで行きたいと思います。

A4.業務改善のひとつとして、調査士、測量チームも法務部同様に登記事項証明書の請求がオンライン で出来るよう電子納付などの環境を整えられたら良いと思います。

 

 

***研修会の様子(クリックすると大きな画像が開きます)***