|第2話|ひとり暮らしの高齢者を見守るサービスがあるってホント?

今回のテーマは「ひとり暮らしの高齢者を見守るサービスがあるってホント?」

生活が便利になったことで、ひとり暮らしの高齢者は男女ともに増えており、
高齢者の約5人に1人がひとり暮らしと言われ、今後も増加が予想されています。

経済的・身体的な老後の不安は多くの方が抱える問題です。
私達が安心して老後を迎えるためには、どのような準備や備えが必要なのでしょうか?

ひとり暮らしの高齢者は寂しいだろうと思われがちですが、
内閣府の調査では、ひとり暮らしの高齢者の76%が「今のままのひとり暮らしでよいと考えている」という意外な結果が出ています。

このように毎日の生活を楽しく送っている方々がたくさんいらっしゃいます。

しかし、だからこそ、そのような充実した生活を送りつつも、認知症や突然具合が悪くなったらどうするか
ご本人だけでなく、離れて暮らす家族にとっても大変重要な問題となってきます。

そこで、いざという時に対応できるサービスを一緒にみていきましょう。

いざという時にも安心!ひとり暮らし高齢者向けの安否確認サービス

1.自治体による見守りサービス

緊急通報システムや電話・訪問による見守り事業、配食サービスによる安否確認など、
各自治体により高齢者の安心安全を考えた施策が展開されています。
また、地域のコミュニティを活性化し、町全体で高齢者を見守ろうという取り組みも活発になってきています。

2.民間による見守りサービス

センサー機器を設置する方法。ポットや電気、ガスの使用状況を確認する方法。
緊急時にご自宅への駆けつけを実施するとともに、その家族に連絡する方法など、
費用こそかかりますが、多種多様な見守りサービスがあります。

3.任意後見制度を活用した見守りサービス

任意後見制度とは、自分の判断力が衰えてきたときのことを想定し、あらかじめ契約「任意後見契約」によって、後見人を指定しておく形態のものを言います。
この任意後見契約に見守りサービスをプラスすることにより、定期的に高齢者の安否確認を行うことができ、また、任意後見制度をより効果的に活用することができます。

認知症にも備える『えん道グループの見守りサービス』とは?

えん道グループの見守りサービスは、家族に代わってひとり暮らしの高齢者の緊急時の対応はもちろん
定期的な安否確認を行うことで、認知症にも備えることができるサービスです。

任意後見が開始するまでの間は、任意後見契約の受任者が定期的に本人と連絡を取って健康状態などを確認、見守りサービスを実施。
日々の消費者被害等のトラブル防止に努めて、ご本人の意思能力の低下に気づいた時には任意後見契約の利用開始へフォローアップしております。

ひとり暮らしの高齢者が見守りサービスを利用するメリットは?

1.ひとり暮らしの高齢者の認知症に備える

任意後見契約は、ご本人の判断能力が不十分となった時から開始しますが、
特にひとり暮らしの高齢者の場合、判断能力の低下に気づくのが遅れてしまう場合があります。
このような場合に備えて、正しい時期に任意後見を開始させることができるようになります。

2.早期に長期にわたる信頼関係の構築

単に任意後見契約では、開始まで何年もご本人と任意後見契約受任者が顔を合わせない可能性もありますが、
見守りサービスを利用していれば、後見開始までの間に信頼関係を継続させることができます。

ひとり暮らしの高齢者には様々なサービスが用意されておりますが、えん道グループの見守りサービスは任意後見制度と組み合わせることで、制度を最大限に活用できるサービスです。

ご自身や家族の身近な問題として、認知症や安否確認について今から考えておくと安心です。